タップの向うは不思議の町でした。

世の中のプロモーションを勝手にPICK UP ! (ライター:斉藤ふたり)

クロレッツ スッキリ総研「人間 vs 人工知能」

人間クリエイター代表・倉本美津留氏と、人工知能クリエイターのAI-CD βが、クロレッツ ミントタブのCM制作でガチンコ企画対決!

「速攻お口スッキリ、10分長続き」がより伝わったCMに投票するとプレゼントが当たるプロモーション。

 

f:id:katachizukuru:20160621154816p:plain

https://clorets-cp.jp/

 

 

ちなみに、人工知能の「AI-CD β」は、McCANN MILLENNIALS(マッキャン ミレ二アルズ)が開発した、CMを制作するためのクリエイティブディレクションが出来る人工知能なんですって。


完全に冗談だと思っていたけど、結構ガチみたいですね。

AIに関する記事は、人工知能vs将棋とか、vsチェスとか、過熱気味だから、キャンペーンとしては、この追い風に乗ったのでしょうね。

 

【いいなと思った点】
・対決構造はわかりやすいですね。
・どちらがいいかを投票するだけで、プレゼントに応募できるので参加ハードルが低いので気軽に参加できますね。
・結果、CM動画を2本とも視聴することになるわけで、制作側の狙いとおりですね。
・「人工知能」というタイムリーなものとの掛けあわせは、話題になりやすいですね。結構、いろんなところで記事として取り上げられていますね。
・クロレッツは、今回のプロモーションも含め、矢継ぎ早に、次から次へと仕掛けてきていますね。


CMでは一貫して、「スッキリが長続きすること」を伝え、デジタル施策では、今回のような「対決もの」だったり、「応援歌」をつくったり、「高額なプレゼントキャンペーン」だったり、「スッキリ」とか「長続き」というキーワードは置きつつも、それよりも、ファンを増やすしてエンゲージを図るようなコンテンツが多いですね。このような、バズ系コンテンツで、生活者の記憶にとどめて、店頭想起を狙っているのでしょうね。


バズらせようとした時、あんまりメッセージを縛りすぎると、コンテンツが商品よりになりすぎて、うまく広がっていかないのですよね。


だから、「スッキリ」とか「長続き」というのは、ワードとしては残すけど、コンテンツとしては、もっと「普遍的なもの」をテーマに据えて、自由に組み立てている印象を受けます。


CMとデジタルで、戦略的に棲み分けしている感じですね。